さて、容器に孵った小さな幼虫を、天敵だらけで葉っぱの殆どないK村の木にやむを得ず放してきました。
次はすぐにY町の畑の消毒です。早く消毒をしないと残り半分の幼虫の卵を出す時期がどんどん遅れてしまいます。
指導員はミシンに追われて忙しいので、いつも手伝ってくれる(書道の弟子)Mちゃんに今回もお願いして、初心者ピヨコ隊二人で消毒に挑戦します。
借りている畑には、すべてそろっています。使い方さえ分かれば・・・。いえ、普通はたぶん分かるのですが、
Mちゃん「先生、きっとこれですよ。噴霧器は」
館長「オッケー。薬品はこれだね。コウリュウ用ってマジックで書いてくれてる。ん?何倍にするの100倍?・・・ってことは、何リットルに何ミリリットル???」
Mちゃん「先生、事件です。(^_^;)計量カップがないです」
館長「まさかの目分量で行く?ああ、雨が降りそう。急がなきゃ。算数が出来ない。頭が爆発しそう」
ピヨコ隊、右往左往です。
Mちゃん「先生、とりあえず、これを担いで!!」
館長「はいよー。ヨイショ」
Mちゃん「先生、とりあえず、1枚写真!!パシャ」
・・・出来た写真の重装備。まるで宇宙旅行(-_-)
Mちゃんと二手に分かれて、消毒を始めました。・・・Mちゃんの噴霧器。いい感じです。ショワーッって出てます。
一方、私の方は・・・蛇口の閉め方が甘いシャワーヘッドのようにボタボタボタ・・・。
どうゆうこと????? (T_T)
仕方ないのでそのまま木にかける始末・・・。こんなんで良いの?!しかし、午後からは次の仕事です。猶予はありません。
アブラムシがいっぱいで、アリも大量です。
館長「ごめんよ~。ほんとにごめん」
アブラムシとアリに謝りながらの消毒です。
Mちゃん「先生、なぜか背中がびしょ濡れにんばってますよ?!」
館長「うそっ!自分を消毒しちゃった」
ピヨコ隊、大惨事です。
しかし、とっとと終わらせることが賢明です。そんなたいした本数でもありません。
どうにかこうにか消毒を終わらせて片付けをします。
そうこうしているうちに・・・ザーーーー。雨です。
館長「こういうのを無駄骨っていうのかな・・・(-_-)」
Mちゃん「先生、人生に無駄なことなんて、一つもありません」←どこまでも優しい。
数日後、久しぶりに指導員も参戦して、Mちゃんと三人でパイプの完成に赴きました。
館長「あれ?アブラムシも、アリもまだいっぱいいる・・・(>_<)」
指導員「使った薬品ってこれ?・・・カミキリムシの薬って書いてあるけど・・・」
館長(-_-)(-_-)(-_-)←思考不能
Mちゃん「先生、無駄なことなんて一つもありません。大丈夫です。しっかりして~」←果てしなく優しい
※ちなみに噴霧器が噴霧しなかったのは、圧力をかけなかったせいでした・・・。
まだまだ、成功する日ははるか彼方のようです。
「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房 天蚕農園 五岳館
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