天蚕農園

春と師匠

畑の季節になりました。久しぶりに師匠を訪ねました。
師匠ご夫婦にお目にかかるのは嬉しくて、とてもホッとします。
おかみさんが庭先で、かぼちゃの種を植えていました。

かぼちゃの種は、プリンカップの中で水に浸されたキッチンペーパーの上に、静かに寝かされていました。
その小さな種をそっと取り出すと、ふかふかの土の上に静かに立てました。そして、寝ている子に布団を掛けるように柔らかい土をかけると、小さなヤカンを傾けて周りに優しく水を注ぎました。

「慈しむ」という言葉は、こういうときに使うのだと、私は思いました。
師匠ご夫婦の作るかぼちゃが、甘くて美味しいかぼちゃにならないはずがない。

来週からは、五岳館の蚕の畑も始まります。

「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房五岳館

 

「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房 五岳館