天蚕農園

名前は存在に個性を与える

五岳館は何をするところかといいますと剣道場です。剣道を教え、書道も教えています。中学生対象の学習塾、小学生対象のパズル道場をやっています。

そして、天蚕というカイコを飼育しています。養蚕ですね。それから垂れネームを製作しています。全国から注文を頂きます。

最近では、すぐ近くにcafe tecoさんという素敵なカフェと ベッカライウラノさんという美味しいドイツパンのお店が出来たので、五岳館でもハンドメイド雑貨屋を木曜日にオープンしています。市外・県外からもお客さんがいらっしゃるようになりました。

さて、今日は・・・。

前回の記事に、野の花の名前がわからないという悲しい記事を書きました。
「名前」・・・とても大切なものですね。名は体を表すという言葉もあります。

例えば、この毛虫。「ヒトリガ」といいます。この季節に、よく一人で歩いています。一人で道をせっせと歩くものだから、小学生に見つかって
「ぎゃあ、毛虫!」
と言われます。それだけにとどまらず、運が悪いと…。でも、この毛虫、毒はありません。全然危険ではありません。成虫は、ちょっと小ぶりになって、茶色の地味なかわいい蛾になります。

「毛虫」・・・和名は「ヒトリガ」。別名「クマケムシ」とも呼ばれます。
一人蛾?独り蛾?灯蛾?火取蛾?
孤独な存在か、孤高な存在か、はたまた別の意味なのか。

しかし、ただの「毛虫」が「ヒトリガ」という名前になったときに、そこに個性が生まれます。名前は、その存在に個としての意味を与えるのです。

ですから、私達は「名前」に、全力を懸けているのです。

「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房五岳館

「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房 五岳館