書道教室

なぜ筆で書くのか

今日は、木曜日。小学生たちが書道の稽古にたくさん来てくれます。
書は、日本中にたくさんの流派があり、考え方や教え方もいろいろあると思います。私はボランティアで、いろんな小学校の書写の授業をやりにいきますが、一番はじめに子ども達に聞くことがあります。

「みんなの家庭では、ふだん墨と筆をつかって字を書きますか?」
もちろん今となっては、そんな家庭はほとんどありません。

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「じゃ、どうして学校の授業で書道をやるのですか?」
どうしてでしょうか?字が上手になるためなら、硬筆でもペン字でもいいわけです。

そこで、私はいつも 大河ドラマのタイトルやお酒のラベル、旅館の広告などを出します。

「書は、文字情報だけでなく、同時に「心」や「雰囲気(イメージ)」を伝えることが出来るという素晴らしい日本の伝統文化なんです。」

なぜ学ぶのか。それを理解した子ども達は、向き合う姿勢が変わってきます。
世界中でも誇れるこの文化を、胸をはって学んで欲しいと思います。まだまだ道は険しいですが・・・笑

「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房 五岳館