書道教室

確実に力はついている

また、書き初めの練習の季節がやってきました。
近隣の小学校に書写の授業に赴いて7年になります。
長野県の書き初めは、半切という少々大きな紙に、だるま筆というこれまた大きな筆で、思いっきり書きます。
この子達は、六年生。三年生の時から毎時間学校で指導してきました。書き初めの練習は年に1回ですが、どの子も上手くなったと確信しています。
毎日の稽古をする中でも、子ども達はその日の精一杯の字を書いて「どう?完璧でしょ?」といわんばかりに見せに来ます。指導をするとしょぼくれる子もいます。『こんなに頑張って、こんなに上手く書けたのに・・・』と、そんなときには言います。
「一日、精一杯頑張って、この半紙1枚の力がついたんだよ。今日はこの厚さ。でも一ヶ月でこのくらい、一年でこのくらい、五年ではこんな厚みになる。それが『道』と、名のつくものなんだよ」と。
そういう私も、子ども時代は同じでした。(上手く書けたと思ったのに、朱を入れられて!!悔しくて泣きながらランドセルを投げたそうです・・・)思い出すと苦笑いです。今になって、謙虚に少しずつ『道』を歩む素晴らしさを実感します。
今日も厚さ半紙1枚分、成長したいと思います。

「君の名に自身と誇りを」垂ネーム工房 五岳館

「君の名に自信と誇りを」垂ネーム工房 五岳館